Ruru&Attention
「君がそこにいるから」
ここは,文弥が運営しますオリジナル短編小説と,台本・声の台詞素材配布サイトです. 台本と台詞素材のみ配布しております.
オリジナル短編小説は配布しておりませんので,無断使用はおやめ下さい.
当サイトの創作意欲は,皆様からのお声になります.
素材利用の際に,一言でも「借りたよー」っとコメントいただけますと幸いです. ・*・利用規約・*・
ご利用の報告義務は御座いません.
当サイトはリンクウェアとなっております.ご利用の際は貴サイトのリンクをお願いします.
当サイト内にある創作物の著作権は全て文弥に帰属します.
以下の禁止事項の厳守をおねがいします. ・*・禁止事項・*・
創作物を再配布することの禁止.
創作物の一部,或いは全文を真似しての製作,及び配布.
創作物の配布者を偽る行為.
このページへのリンクをせずに台本・声の台詞素材を使用する行為.
※先日、当方のお題の無断改変・盗作まがいの行為を発見いたしました.
とても悲しく、辛くなりました。何卒禁止事項をお守りください. ・*・リンク・*・
利用規約にありますように,当方はリンクウェアとなっております.
また,ご利用報告を頂いた際に
《当方へのリンク&お題を使用された作品を確認できた時》にも,
こちらから,リンクを貼らせて頂いております.
* Banner *
お好きなものをお持ち帰りください.
ネチケットを守っていただければ,問題は御座いません.
皆様の創作活動のお役に立てれば幸いです. 2010/07/30(Fri)
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オリジナル短編小説は配布しておりませんので,無断使用はおやめ下さい.
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創作物の一部,或いは全文を真似しての製作,及び配布.
創作物の配布者を偽る行為.
このページへのリンクをせずに台本・声の台詞素材を使用する行為.
※先日、当方のお題の無断改変・盗作まがいの行為を発見いたしました.
とても悲しく、辛くなりました。何卒禁止事項をお守りください. ・*・リンク・*・
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また,ご利用報告を頂いた際に
《当方へのリンク&お題を使用された作品を確認できた時》にも,
こちらから,リンクを貼らせて頂いております.
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ネチケットを守っていただければ,問題は御座いません.
皆様の創作活動のお役に立てれば幸いです. 2010/07/30(Fri)
これは森の医者の話。
魔女と呼ばれた医者と少年の話。
「先生は、僕の病気を治してくれたんだ」
少年は覆い隠された左目に触れて、無邪気に笑う。
「僕の左目はその対価なんだよ」
病気の原因は、左目の角膜に住み着いた何かだという。
それを取り除くために少年の左目はくり貫かれた。
森の外の者は囁く。
「あの森には魔女がいる」
魔女と呼ばれる医者の世話になって1週間がたった。身体のどこかが無くなることは起きていない。
しびれて動かなかった足も、だいぶ楽に動くようになった。
「ほら、先生はスゴいだろ」
少年は右目を細めて無邪気に笑う。
光の加減で、黄金色にも見える碧の瞳。
「僕は先生がいなけりゃ、今頃は骨になってたんだよ」
体力が戻って日中も起きて居られるようになると、少年は聞きもしないのに様々なことを話にきた。
「先生が助けてくれなかったら、僕は死んでた。ここに置いてもらえなきゃ、僕は路頭に迷ってた」
少年の話に口を挟むことはしない。
ずっとひたすらに聞いている。
「ねえ、森の外にでたらみんなに伝えて。先生はすごい人なんだって」
少年は無邪気な笑顔で言う。
しかし、それを伝えることはないだろう。
「先生は、どこにいる?」
久方ぶりに出した声は、掠れていた。
「先生は・・・・・・」
これは森の医者の話。
魔女と呼ばれた医者と少年の話。
いや、違う。
これは、魔女を追う男と、魔女と少年の話。
愛しい女を魔女に殺された男の話。
魔女と呼ばれた医者と少年の話。
「先生は、僕の病気を治してくれたんだ」
少年は覆い隠された左目に触れて、無邪気に笑う。
「僕の左目はその対価なんだよ」
病気の原因は、左目の角膜に住み着いた何かだという。
それを取り除くために少年の左目はくり貫かれた。
森の外の者は囁く。
「あの森には魔女がいる」
魔女と呼ばれる医者の世話になって1週間がたった。身体のどこかが無くなることは起きていない。
しびれて動かなかった足も、だいぶ楽に動くようになった。
「ほら、先生はスゴいだろ」
少年は右目を細めて無邪気に笑う。
光の加減で、黄金色にも見える碧の瞳。
「僕は先生がいなけりゃ、今頃は骨になってたんだよ」
体力が戻って日中も起きて居られるようになると、少年は聞きもしないのに様々なことを話にきた。
「先生が助けてくれなかったら、僕は死んでた。ここに置いてもらえなきゃ、僕は路頭に迷ってた」
少年の話に口を挟むことはしない。
ずっとひたすらに聞いている。
「ねえ、森の外にでたらみんなに伝えて。先生はすごい人なんだって」
少年は無邪気な笑顔で言う。
しかし、それを伝えることはないだろう。
「先生は、どこにいる?」
久方ぶりに出した声は、掠れていた。
「先生は・・・・・・」
これは森の医者の話。
魔女と呼ばれた医者と少年の話。
いや、違う。
これは、魔女を追う男と、魔女と少年の話。
愛しい女を魔女に殺された男の話。
その喉笛に喰らいついてやりたい。
君の奏でる音は俺の神経を逆なでする。
気づいていないわけないだろう?
作り物の笑顔で
作りきったその声で
周りを振り廻し、俺を振り廻す。
それがどれだけ不快に感じるか。
それでも、俺のことを好きだという君の言葉に揺らいで
道化のように、君に付き合う俺がいる。
やわい君の指が頬に触れる。
気持ち悪くなって払って、その指を喰らい尽くしてやりたくなる。
でもそれは、夢想の中のことで、決して現実に出来るわけもない。
眉をひそめれば、嗤うかのように「どうしたの?」
構うのも取り繕うのも面倒になって
ただ手で振り払うと
「ごめんね」
「ごめんね」
「ごめんね」
だから、それが厭なんだ。気づけよ。
俺から、離れてくれよ。
「ごめんね」
「ごめんね」
「ごめんね」
甘くしびれる声で、俺の宥め賺(すか)そうとする。
作り物の泣き顔で、
作ったような甘い声で、
作った感情で
俺と周りを再び振り廻すんだ。
そうして俺は今日も繰り返す。
「愛しているよ」
捻って、頭から食べてしまいたいくらい
大嫌いなのに。
「(発信音)もしもし。どうしたんだよ、こんな時間に。え、電話掛けてないって……かけてきただろうが。かけたって、かけてきただろ。だって、着歴に残って、る……うっわっ、そんな大声で怒鳴るなって。聞こえてるよ。はは…で、どうしたんだよ?……あーもー、今すぐお前のそばに行きたい。」
※シチュエーションは電話をしている所です。
着歴からかけ直している・・・みたいな。
http://xxxbishopsweed.blog.shinobi.jp/Entry/19/
電話の相手との会話は上の記事のような感じで。。。
※シチュエーションは電話をしている所です。
着歴からかけ直している・・・みたいな。
http://xxxbishopsweed.blog.shinobi.jp/Entry/19/
電話の相手との会話は上の記事のような感じで。。。
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HN:
文弥
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性別:
非公開
自己紹介:
*関東在住
*文字を書いたり。写真を撮ったり。
*シナリオのお仕事もほんの少し
*ボイドラ企画をはじめたり
*好きなもの
よしもとばななさん、よしながふみさん
魔法陣グルグル、鋼の錬金術師
*何かありましたら(質問・リクエスト等)
下のメールフォームにお願いします。
☆リンクはいつでも何処でも大募集です。
*写メ日記
★お気に召しましたら、ぽちりと。
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